らくごのご

今日は仕事の関係で初めて落語を見に行きました。
霞ヶ関イイノホールで行われました「第十回チャリティ落語会 春團治の世界」へ。
上方落語の四天王の一人であります桂春團治さんのチャリティ落語会です。



実は典型的関西人でありながら、お笑いの世界を生で見た記憶が全くないのです。
もしかしたら、小さい頃に行ったことがあるのかもしれないけど。
また、大学の先輩でもある笑福亭鶴瓶師匠も出演と言うことだったので…
それだけに、非常に楽しみにしていた日だったのです。



霞ヶ関の駅をおりて、イイノホールへ。
ホールは7階にあるのでエレベーターに乗って会場へ向かうのですが…



いきなり鶴瓶師匠が同じエレベーターの中に。
よっぽど声をかけようと思ったんだが、沢山の人が乗っていたので声はかけられず。
ま、芸能人だからといって特別扱いしたくないという僕のひねくれた性格も手伝ったのですがw



会場に入って間もなく、春團治一門の落語会がスタート。
前半はお弟子さんたちが日頃の鍛練の成果を出す場。
桂 福矢、桂 春雨、桂 梅団治と楽しく落語を披露してくれました。



そして、パンフレットの順番では次は桂 春之輔さんだったのですが…



なぜか鶴瓶師匠が登場。
急遽なのか急遽ではなかったのか分かりませんでしたが、中締めということでの登場だったようです。
演目は「愛宕山」。
googleで調べたら見事に出てきた。内容は下のHPを。
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakugo14.htm
後で聞いたのですが、鶴瓶師匠の十八番の題目だったようです。
擬音の多い落語ではあったのだが、さすが鶴瓶師匠、観客の心をつかみながら絶妙の間で観客を笑わせます。
とにかくテンポが良くて、おもしろい落語でした。



しかし、僕的にはその後に出てきた桂 春之輔さんが一番面白かった。
鶴瓶師匠が落語の前に春之輔さんをだしに笑わせていたのだが…
それを見事に逆手にとって自虐ネタの「まくら」*1で大爆笑。
そして、演目は「まめだ」。
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakugo84.htm
春之輔さんいわくは「面白くない落語」だったのだが…
まくらで十分笑ったのもあったのか、僕らの世代でも分かりやすい面白いネタでした。



そして、最後は春團治師匠。
この日のネタは「親子茶屋」。
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakugo35.htm
これは、色街を舞台にした話であります。
春團治師匠の落語をひとことで語ると「あでやか」。
玄人好みのネタなんでしょうか。
ストーリーがちょっと難しいのですが、上品な笑いを誘ってくれました。



とにかく、あっという間の2時間半。
笑いの新たな楽しみが僕にも出来ました。
しかし、次、歌舞伎見に行きたいなぁ。

*1:落語のネタに入る前のつかみ